ブレーキペダルを踏んだ力を、ブレーキまで伝える役割をしています。
正しくは『ブレーキフルード』といい、『ブレーキ液』ともいいます。
オイルの量の点検は、普通車の場合エンジンルームにあるリザーバータンク(補助タンク)で行います。日常点検項目の一つになっているので定期的に量の点検をする必要があります。
多くの車がエンジンルーム内の運転席近くにブレーキオイルのリザーバータンク(補助タンク)が設置されています。
ブレーキオイルの量はタンク横の目盛りで確認します。
多くても少なくても良くありません。
循環しているだけなので基本的に減ることはありませんが、減っているように見える場合は以下の事が考えられます。
1、ブレーキオイルが減っているのではなく、ブレーキパッドがすり減ることによりブレーキオイルが減っているように見える。
2、どこからかブレーキオイルが漏れているため実際にブレーキオイル自体が減少してしまっている。
【1】の場合は、ブレーキオイルの総量は変わらないのでブレーキパッドを交換することにより、リザーバータンク内も正常な液面に戻ります。
【2】の場合は、ブレーキが効かなくなる恐れがありますから至急整備工場などで点検整備を受ける必要があります。
いずれにせよ、ブレーキオイルの補充には上記理由があることの他に以下の危険があるため、基本的には自分ですることは避けてしっかりとした整備工場で見てもらいましょう。
■ブレーキオイルの補充時の注意
・ブレーキオイルが少ないとブレーキがしっかり効きにくくなり、ブレーキオイルが多すぎるとブレーキを引きずる(常に微妙にブレーキが効いた状態)ことになり大変危険です。
・ブレーキオイルに水が混入するとブレーキオイルの沸点が下がってしまい、ブレーキオイル内に気泡が発生しやすくなります。(べーパーロック現象が起きやすくなる)雨の日などの作業は注意が必要です。
また、何もしなくても徐々に劣化もしていきますので法定点検時や車検時に交換することが望ましいです。